サンルームとは?注文住宅に導入すべき理由を解説
サンルームを建てたい、サンルームがある空間に憧れると思っていても、建てるにはどんな方法があるのか、かかる費用や使用方法、気をつけるポイントなど、よく分からない部分もあるかと思います。サンルームの使用方法のヒントや、もし建てた際に必要な手続きやメンテナンスの仕方などを解説するので、参考にしてください。
サンルームとは?役目を解説
どのような役目があるか解説します。
洗濯物を干すスペースにする
ベランダに干すと急に雨が降ったり、強風で洗濯物が飛んでいってしまう可能性や、天気は晴れ予報でもにわか雨が降ったり、PM2.5や花粉、黄砂などの汚染物質が飛んできても避けられません。そうなると、せっかく干した洗濯物をまたやり直す手間が生じます。
そのような問題を解決するのに、サンルームを活用してみましょう。サンルームはガラス張りなため、日差しが十分に当たりよく乾きますし、急に雨が降ってきても、洗濯物が濡れる心配もありません。布団を干すのにも適しています。また夜に洗濯物を干す事が多い方にもおすすめです。
子供の遊び場にできる
お子さまがリビングで遊ぶ場合、椅子や棚の隙間におもちゃが入ったり、壁に穴が空けてしまったり、飾っている物を壊してしまうリスクがあります。家具が置いてあるため、思い切り走り回るスペースを確保するのも難しいです。
サンルームなら広いスペースをそのまま遊び場にできますし、障害物がなくフラットなため、思いきり走り回る事もできます。おもちゃを投げても壊れにくいですし、壁を飾りつけて賑やかな雰囲気にするのも楽しく、またペットと一緒に遊ぶスペースとして活用するのもおすすめです。
リビングの延長線として使える
リビングと区切って別空間にする使い方も良いですが、座り心地の良いソファや折りたたみ式のチェア、ゆっくりできるハンモック、みんなで囲めるテーブルなどを置いてくつろげるスペースにしたり、お菓子などを持ち寄ってちょっとしたお茶会などさまざまな活用ができるだけでなく、ガラス張りの外観は自然の光が入りやすく開放感も生まれやすいので、リビングの延長線として使えるメリットがあります。
サンルームをつくるときの費用相場
一日あれば工事は完了するのがほとんどなので、増築しやすいのも魅力的です。相場は面積があまり広くない場合は約30万円から80万円、広めの面積なら80万円から150万ほどとなっています。
しかし既製品を取り付けるだけのノーマルタイプや、既存のバルコニーにサンルームを取り付けるバルコニータイプ、サンルーム対応のウッドデッキなどを作った後に土台を新設するテラス囲みタイプなど、選べるタイプはさまざまです。
また、断熱工事を行ったり、地面が傾いていれば水平にする工事など、増築する前に追加で費用がかかる場合があるため、あらかじめしっかりとした見積もりを出しておきましょう。
サンルームを設けるうえで注意すべきポイント
注意すべきポイントをいくつか紹介します。
固定資産税が高くなる場合がある
固定資産税は床面積で算出されるので、部屋扱いとなるサンルームがあると固定資産税が高くなる場合があります。6畳の増築だと年間で約16,000円ほどかかるため、この費用も加味しながら建設を進めましょう。また住んでいる自治体によって固定資産税の対象になるかは異なるため、事前の確認が必要です。
温度や湿度の管理
サンルームは外の気温などの影響を受けやすいです。適切な温度管理ができていないと、使用する頻度が低くなり、せっかく作った素敵な空間を有効活用できなくなります。
エアコンや床暖房を設置すれば、どの季節でも快適に過ごせますし、季節や温度差による結露なども、換気や空調の工夫をすれば問題ありません。日差しを緩和するカーテンやブラインド、断熱材や結露を防止するシートなど、さまざまな工夫をしてみましょう。
自分で作ろうとしない
日曜大工が趣味で、家のリフォームなども自分で行う方もいるでしょう。しかしサンルームは床面の基礎工事をしっかりしないと建物の傾きや雨漏り、すきま風や建物の老朽化を早めてしまうなど、さまざまなデメリットが発生しやすいです。ちょっとしたリフォームとは違うので、自分で作ろうとはせずに、長く長く使い続けるためにも、専門知識を持ったプロの業者に頼むようにしましょう。
まとめ
リビングの延長線や趣味の部屋、お子さまやペットの遊び場、洗濯物を干したりガーデニングをしたりと、さまざまな使い方ができるサンルームですが、マイホームを建てる時に一緒に建てる場合と、何年か経ってからサンルームだけを増築する場合だと、かかる費用や必要な手続きが異なります。
もし今は必要がなくても、いつかは建てるかもしれないというプランがある方も、あらかじめ費用や手続きの仕方を把握しておきましょう。メンテナンスの仕方や管理の仕方など、方法をいくつか調べて知識として残しておくと、お気に入りの空間を長く快適に使用できます。外観や内装などにもこだわって、素敵な空間を演出してください。
この会社がおすすめ!