注文住宅で水回りを決めるときに気をつけるべきポイントは?

公開日:2023/07/15

バスルーム

注文住宅では、水回りの位置も自由に決められるため、自分が理想として思い描く間取りにできます。しかし、水回りの間取りはポイントを押さえて決めないと、できあがった家が暮らしにくいものになりかねません。本記事では、水回りの間取りを決めるうえでのポイントと注意点を解説します。注文住宅の間取りを検討中の方は、ぜひご一読ください。

水回りは生活するうえで重要な役割をもつ

水回りとは、住宅において水が用いられる部分の総称であり、キッチン、洗面所、トイレ、浴室などをいいます。これらの設備は、毎日の生活で利用する重要な場所です。

料理や洗濯、トイレ、手洗い、歯みがきといった日々の暮らしの中で繰り返す動作に大きく関わることから、水回りの間取りは生活の満足度に大きく関わります。新居で気持ちよく暮らすためには、生活動線に考慮した間取りづくりが必要なのです。

水回りの間取りの決め方を解説

それでは、水回りの間取りの決め方について解説しましょう。水回りの間取りを決めるうえで大切なポイントは2つあります。「水回りをまとめること」と「音を考慮すること」です。

水回りをまとめる

水回りの間取りを決めるうえで基本として押さえておきたいことが、水回りをまとめることです。なぜなら、水回りを分散させるとデメリットが大きいから。まず、水回りには配管の工事が必須ですが、配管が長くなったり複雑になったりすると、それだけ建築コストが増加します。

また、メンテナンスの観点からも水回りをまとめることが有効です。水漏れや詰まりが発生した場合でも、配管がシンプルだと調査がスムーズにでき、修理もしやすくなるためメンテナンス費を抑えられるでしょう。さらに、水回りをまとめることで生活動線が改善され、暮らしやすくなります。

たとえば、炊事・洗濯は同時に進めることもあるため、キッチンと洗濯機が近くにあると移動距離が短くなり、効率が上がります。脱衣所に洗濯機を置くと、脱いだ服をそのまま洗濯機に入れられるため、運ぶ手間がかかりません。水回りをまとめることは、コスト及び効率の面からおすすめです。

音を考慮する

音は目に見えないものなので、間取りを決める際に検討事項から漏れやすい点です。しかし、トイレや浴室、洗濯機によって発生する音を考慮して間取りを決めないと日々の生活で不快感を抱く原因になりかねません。とくに気にしたいのは寝室の位置です。

トイレや浴室などと隣り合う場所に寝室を設けると、睡眠中に音が聞こえて目が覚めてしまう可能性があります。2階にトイレを設ける場合は、上下の位置関係だけでなく、配管の経路も考えておきましょう。日中は気にならないかもしれませんが、静かになった夜間には配管を通る水の音も耳に付きやすいものです。

ダイニングとトイレが近いと、食事中にトイレの音が耳に入ってしまうかもしれないため、距離感は考えたいところです。このように、水回りは騒音の原因になる面もあることから、目に見えない音についても間取りを検討するときにポイントとして押さえましょう。

水回りをまとめることは大切ですが、だからといってキッチンとトイレを近くに設けるといったことは避けたいところです。

決めるにあたって注意すべきポイント

水回りの間取りの決め方と合わせて、注意すべきポイントについても確認しておきましょう。

広いトイレは子どもが使いにくい

トイレが広いと開放感があるだけでなく、充分な広さがあると介護などがしやすいといったメリットがあります。しかし、小さな子どもがいる家庭の場合、子どもが困らない設計になっているかは確認しておきましょう。

とくに、トイレットペーパーを入れるペーパーホルダーと便座の距離感には注意してください。大人の手が届く距離でも、子どもの手は届かないかもしれません。

浴室と洗面所の通気性をよくする

浴室と洗面所は、とくに湿気がこもりやすい場所です。湿気がこもって困るのは、カビの発生です。湿気によるカビの発生を防ぐには、通気性をよくしましょう。換気ができるように窓や換気扇を設けることで通気性を確保できます。

浴室に関しては、下部にガラリと呼ばれる開閉できる吸気口のあるタイプのドアにするのもおすすめです。換気扇を回すときにガラリを開けることで、浴室内の窓を開けるよりも効率よく換気できます。

2階の水回りは慎重に

トイレだけでなく、浴室や洗濯機などを2階に設けたいと考えている方は、メリットとデメリットを検討して慎重に間取りを決めましょう。1階と2階のそれぞれにトイレがあれば、どちらの階にいてもトイレが使いやすい点がメリットです。

洗濯の観点からは、2階のベランダなどに洗濯物を干すのであれば、洗濯機が2階にあるほうが干す際の手間が少なくなります。デメリットとしては、2階に水回りを設けると建築コストが増加します。当然ながら配管は地面から引くため、同じ浴室を作るとしても2階のほうが配管の長さが伸びることが理由です。

水回りの位置を1階と2階で合わせるなど、配管の工事がしやすい間取りを考えたいところ。また、年齢を重ねるほど2階への移動が負担になります。2世帯住宅の場合や老後も暮らし続ける場合は、生活のメインとなる場所は1階にあるほうが暮らしやすいでしょう。

まとめ

水回りの間取りを決めるうえでのポイントと注意点の解説でした。注文住宅の場合、デザイン性にこだわった家づくりをしたいと考える方もいるでしょうが、どれだけおしゃれな家を作ったとしても、暮らしにくい間取りの家ではストレスが溜まってしまいます。水回りの間取りは生活動線を決める重要な部分なので、実際の暮らしをしっかりと想像して決めましょう。

 

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