注文住宅で希望の外壁を決めるポイントとは?外壁の種類なども紹介

公開日:2023/06/15

外壁

外壁は、家全体の雰囲気を決める大切な箇所です。外壁の種類によっては、和風の家はもちろんのこと、さまざまな家にできるでしょう。しかし、安易に決めると、イメージと違うなどの失敗を招きます。せっかく注文住宅を建てるのですから、失敗は避けたいものです。そこで今回は、外壁を決めるポイントや種類について詳しくご紹介します。

外壁をつくる方法

外壁は、まず乾式と湿式の2つの工法から選びます。2つの工法の最大の違いは、水の使用です。そこで乾式工法と湿式工法の違いをご紹介します。

乾式工法

乾式工法とは、基本的に水を使わない工法です。近年は、乾式方法を用いる注文住宅も増えてきました。たとえば、コンクリート仕上げといった水を必要とする工法とは異なります。乾式方法は、あらかじめ作られている壁板を建築現場で組み上げていくのです。

したがって養生も不要ですし、雨だから施工が遅れてしまうといったケースも少ないでしょう。外壁施工時には、下地材や仕上げ材が必要です。しかし、どちらにも水は使いません。

湿式工法

湿式工法は、乾式方法よりも古くから用いられている工法です。水を使わないのが乾式工法、水を使うのが湿式工法と覚えておきましょう。コンクリート打ち放し、塗り壁、タイルなどは湿式工法になります。また、乾式工法と違い、施工は職人の手作業です。

丁寧に施工するため、味のある外壁に仕上がります。職人の知識や技術が完成度の大きく影響を与えるでしょう。

外壁のさまざまな種類

外を歩いていると、おしゃれな外壁の家がたくさん見かけます。しかし外壁は、色やデザインが違うだけではありません。よく見てみると、素材を含め、さまざまな種類があるのに気づくでしょう。

サイディング

サイディングは、注文住宅の一般的な外壁です。住展示場などで見る住宅の多くは、このサイディングが用いられています。ただし、サイディングにもいくつか種類があります。種類は大きく分けて窯業系、気質系、金属異形、樹脂系の4つです。サイディングは乾式工法のひとつ。工場で作られた壁板を建築現場にもち込んで組み上げます。

木製羽目板

木製羽目板は、木を使用した外壁の種類です。乾式方法のひとつで、スギやヒノキといた木材を丁寧に貼ります。貼り方は、羽目板張りと下見板張りの2種類です。羽目板張りは、組み合わせるように施工しますが、下見板張りは各板を少し重ねて施工します。木製羽目板は、和風のイメージが強く、簡単に補修できる、断熱性が高いといった点も大きなメリットです。

ガルバリウム鋼鈑

ガルバリウム鋼板は、乾式工法で用いられる金属製の外壁です。金属製といっても、簡単に錆びるような素材ではありません。サビにくいうえに、耐水性や耐震性にも優れています。また、ガルバリウム鋼鈑は、ほとんどがシンプルなデザインです。機能性重視でシンプルな注文住宅を検討している方には、適した外壁といえるでしょう。

ALC

ALCは、非常に優れたコンクリートの外壁です。軽量気泡コンクリートと呼ばれるだけあって一般的なコンクリートよりも軽く、断熱、防火、耐久性などさまざまな点で優れています。ただし、吸水しやすい特徴ももっているため、メンテナンスは必要不可欠です。しっかりとしたメンテナンスを行えば、50年以上の耐久性能を発揮するでしょう。

コンクリート打ち放し

コンクリート打ち放しとは、その名のとおりコンクリートがむき出しになっている外壁です。耐久性が非常に高いため、地震や火災にも強い構造になっています。一般的な注文住宅でも使われていますが、オフィスなどでも見かける人気の外壁です。

ただし、コンクリート打ち放しは、時間、費用、技術が必要な外壁です。入居時期はもちろんですが、費用面などもしっかり確認したうえで検討しましょう。

塗り壁

塗り壁は、職人が手作業で作る外壁です。手間と費用がかかる外壁ですが、味わいのある素敵な外壁が完成するでしょう。もちろん、デザインは自由ですが、職人の技術力が大きく影響する点を忘れてはいけません。ただし、手作りであるため、劣化が早いというデメリットがあります。

タイル

タイルは、非常に耐久性の高い外壁です。費用面は高くなりますが、耐久性とおしゃれを兼ね備えた外壁を検討している方には、選択肢に入るでしょう。最大の特徴は、水がしみこまない点です。タイルは、大掛かりなメンテナンスを行わなくても長もちします。

希望に合った外壁を選ぶポイント

注文住宅の外壁を選ぶときは、見た目だけで選んではいけません。もちろん、見た目も大切ですが、外壁の機能や予算も同時に考えましょう。たとえば、どの外壁も耐久性が異なります。外壁によっては、初期費用をしっかり抑えたとしても、頻繁なメンテナンスが家計を圧迫するかもしれません。

見た目、機能、予算のどこから選んでもよいのですが、すべてを理解したうえで総合的に判断しましょう。

まとめ

外壁は、家の顔ともいえる重要な部分です。どのような外壁にするかによって、家の雰囲気は大きく変わるでしょう。外壁にはサイディングをはじめ、木製羽目板やガルバリウム鋼板などさまざまな種類があります。

せっかく注文住宅を依頼するのなら、自宅の生活が楽しみになるような外壁を選びましょう。ただし、どの外壁も魅力的ですが、それぞれ機能や費用などは異なります。まずは理想の家を想像して、家や周辺環境も考慮しながら最適な外壁を選びましょう。

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