注文住宅のローコストの坪単価とは?ローコスト住宅の注意点

公開日:2024/09/15  


注文住宅を建てたいけれど、予算が限られているという方もいらっしゃるでしょう。そんな方にとって、ローコスト住宅は魅力的な選択肢のひとつです。しかし、ローコスト住宅といっても、その坪単価は会社やプランによって大きく異なります。本記事では、注文住宅のローコストの坪単価について詳しく解説します。

ローコスト住宅の坪単価の相場

注文住宅を検討する際に、気になるのが予算です。とくに、土地購入も視野に入れている場合は、建築費用を抑えることが重要になります。

そこで注目されるのが、ローコスト住宅です。ローコスト住宅とは、一般の注文住宅よりも低価格で建てられる住宅のことで、坪単価30~50万円程度が相場とされています。

50~80万円が一般的な注文住宅の坪単価と比べると、かなり低いことがわかります。しかし、坪単価だけを見ても、本当に安いのか判断できません。なぜなら、坪単価には建物本体の価格以外にも、外構工事費や諸費用が含まれている場合と含まれていない場合があるからです。

たとえば、坪単価30万円でも、外構工事費や諸費用が別途100万円かかると、総額は400万円になります。一方、坪単価40万円でも、外構工事費や諸費用が含まれている場合は、総額は400万円以下になります。

つまり、ローコスト住宅を選ぶ際には、坪単価だけでなく、外構工事費や諸費用も含めた総額を把握することが重要です。

また、ローコスト住宅は、プランや設備がシンプルな傾向があります。豪華な設備やこだわりの間取りを希望する場合は、坪単価が50万円を超えることもあります。たとえば、リビングに吹き抜けを設けたい、キッチンに高級な設備を入れたいなど、こだわりがあればあるほど、費用は高くなります。

このように、ローコスト住宅の坪単価は、さまざまな要素によって変わります。本当に安い家を見つけるためには、坪単価だけでなく、外構工事費や諸費用、プランや設備の内容などを総合的に判断する必要があります。

ローコスト住宅が安い理由

ローコスト住宅が安い理由は以下の3つです。

設計・プランの規格化

ローコスト住宅が安い理由のひとつは、設計やプランを規格化していることです。一般的な注文住宅は、はじめから設計するため、設計費用がかかります。一方、ローコスト住宅は、あらかじめ決められたプランの中から選ぶため、設計費用を大幅に削減できます。

規格化といっても、選択肢が少ないわけではありません。間取りや外観、設備など、さまざまなバリエーションが用意されているので、予算やライフスタイルに合ったプランを見つけられます。

近年は、デザイン性の高い規格プランも増えています。建築家監修のプランや、おしゃれなデザインを取り入れたプランなど、個性的な住まいにも対応できるようになっています。

大量仕入れによるコスト削減

ローコスト住宅が安い理由のふたつめは、建材や設備を大量に仕入れることで、仕入単価を下げていることです。大量に仕入れることで、業者側も安く提供できるため、コスト削減につながります。

また、建材や設備をまとめて発注することで、発注ロスを減らせます。発注ロスとは、必要な数量よりも多めに発注してしまうことで発生するロスです。発注ロスを減らすことで、無駄なコストを削減できます。

さらに、近年は、インターネットを活用した一括見積もりサービスも増えています。複数の業者から見積もりを取ることができるので、より安く建材や設備を仕入れられます。

工期短縮による人件費削減

ローコスト住宅が安い理由の3点目は、工期を短縮することで、人件費を削減しています。一般的な注文住宅は、工期が6か月~1年程度かかります。一方、ローコスト住宅は、工期が2~3か月と短く設計されています。

工期短縮には、さまざまな工夫がされています。たとえば、プレカット工法やユニット工法など、部材を工場であらかじめ加工しておき、現場で組み立てる工法を採用することで、工期を短縮できます。

また、施工マニュアルを整備することで、作業の効率化を図っています。施工マニュアルは、作業手順や注意事項などをまとめたもので、施工の品質を安定させ、工期短縮に貢献しています。

近年は、3D CADなどの最新技術を活用することで、設計段階から工期短縮を検討するケースも増えています。

ローコスト住宅を選ぶ際の注意点

最後にローコスト住宅を選ぶ際に注意すべき3つのポイントについて詳しく解説します。

坪単価以外の費用も確認する

ローコスト住宅を選ぶ際にまず注意すべき点は、坪単価以外の費用も確認することです。坪単価は建物の価格のみを示しており、外構工事費や諸費用、オプション費用などは含まれていません。

外構工事費には、門扉、塀、カーポート、駐車場、植栽などの費用が含まれます。諸費用には、建築確認申請費、検査済証発行手数料、登記費用、火災保険料などの費用が含まれます。オプション費用には、エアコン、照明器具、カーテン、畳、クロスなどの費用が含まれます。

これらの費用をすべて含めた総額で判断することが重要です。坪単価が安くても、外構工事費や諸費用、オプション費用が高額になると、総額が予算をオーバーしてしまう可能性があります。複数のローコスト住宅会社から見積もりを取り、坪単価だけでなく、外構工事費や諸費用、オプション費用も含めた総額を比較しましょう。

プランや設備の内容を確認する

ローコスト住宅は、プランや設備がシンプルな傾向があります。希望に合ったプランや設備があるかどうかを確認しましょう。たとえば、間取りは、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶ必要があります。リビングを広めにしたい、子供部屋を2つほしいなど、希望があれば事前に伝えておきましょう。

設備も、キッチン、お風呂、トイレなど、毎日使うものなので、妥協したくありません。標準仕様で満足できるかどうか、実際にショールームで確認することをおすすめします。オプションで追加できる設備もありますので、予算と相談しながら検討しましょう。

アフターサービスを確認する

ローコスト住宅は、アフターサービスが充実していない場合もあります。長期保証や定期点検の内容を確認しましょう。住宅は、建ててからが長い付き合いになります。万が一、不具合が発生した場合は、アフターサービスが重要です。

長期保証の内容を確認しましょう。構造躯体や設備機器など、保証期間が長いほど安心です。定期点検の内容も確認しましょう。定期的に点検することで、不具合を早期発見・早期対応できます。

まとめ

注文住宅のローコストの坪単価は、一般的に30万円から50万円程度とされます。一方、一般的な注文住宅の坪単価は50万円から80万円ほどです。坪単価だけでなく、外構工事費や諸費用も考慮する必要があります。

安さの理由は、設計・プランの規格化、大量仕入れによるコスト削減、工期短縮による人件費削減などが挙げられます。ただし、坪単価が安いからといって、必ずしも全体の価格が安いとは限りません。プランや設備の内容によって価格が変わるため、注意が必要です。

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